スタインウェイのシリーズとモデル・サイズ

スタインウェイのラインナップはとてもシンプルです。国産のピアノだと、同じ全長約180cmのサイズでもシリーズごとに差別化されています。ヤマハで例えるならば、Cシリーズ、Gシリーズ、Sシリーズの違いと言えば、グランドピアノに詳しい方はお馴染みかもしれません。ヤマハでは全長が同じでもシリーズによってランク差があります。そういえばベンツも同じ車種のなかに、Sシリーズ、Eシリーズ、Cシリーズとグレードが分かれていますね。 スタインウェイは、フレームやサウンドボードから始まって、アクションパーツやネジの1本に至るまで、使われている部品はすべて同じです。つまりモデルは1つだけで、すべてベンツのSシリーズという訳です。違うのは、フレームのサイズと塗装の仕上げだけなので、音のボリューム以外、音質は変わらないことになります。 以下は現行品の各サイズです。 グランドピアノ(奥行、鍵盤側幅、重量)は、 D型(274cm、157cm、480kg)、C型(227cm、155cm、400kg)、B型(211cm、148cm、345kg)、A型(188cm、147cm、315kg)、O型(180cm、146cm、280kg)、M型(170cm、146cm、275kg)、S型(155cm、146cm、252kg)。 アップライトピアノ(奥行、幅、高さ、重量)は、K型(68cm、152.5cm、305kg)。 色は各サイズに、黒色艶出塗装仕上げ、ウォルナット艶消塗装仕上げ、マホガニー艶出塗装げがあります。ニューヨークスタインウェイではこの他に黒色艶消塗装仕上げがとても有名です。 ハンブルグスタインウェイのV型アップライトピアノは製造中止に、またニューヨークスタインウェイには、過去にはO型と同じ奥行で形状が若干違うL型や、AⅢと呼ばれるB型とA型の中間サイズのモデルなども販売されていました。 近年は、アニバーサリーモデルや、最高級の化粧板を使って見た目の豪華さも追及したクラウンジェルシリーズ、他の業種とコラボしたピアノも見かけます。しかしピアノの要となるフレームやサウンドボード、アクションパーツに変わりはないので、音が良いということはないでしょう。 面白いのはBMWとのコラボ。いずれも超一流のブランド同士なのでカッコいいことこの上ないです。 実際には家庭用としてご使用の場合は、通常のO型あたりまでのサイズで十分です。スペース的に余裕があればB型なら文句ありません。B型はD型のフルコンを除いて、すべてのピアノのなかで理想のモデルとまで言われるほど評価が高いです。

スタインウェイジャパン15周年を記念して作られた限定モデル。化粧板にはホワイト・エボニ―と呼ばれる希少性の高い木材が使用されている。
BMWとコラボして作られたスタインウェイ①。眩いばかりに黒光りしている
BMWとコラボして作られたスタインウェイ②。眩いばかりに黒光りしている。
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